京都大学 大学院情報学研究科 数理工学専攻 最適化数理分野

学生の研究活動

学生の研究テーマは学生の希望に沿って決めます.もちろん,研究室に配属されてすぐに適切なテーマを選ぶのは難しいので,卒業論文のテーマは教員が与える場合がほとんどです. 修士になると,そのまま卒論を発展させた研究に取り組んだり,興味を持った新しいテーマの研究をしたりしています. 毎週定期的に行われる研究会やゼミを通して,最適化の基礎や最新の研究動向を学びます. 研究遂行のために,担当の教員と定期的にミーティングを行います. もちろん,学生であっても,計画的かつ自主的に研究をすることが重要です. また,修士では,研究成果の学会発表と学術論文誌掲載を目標にしています.

研究会・ゼミ

研究室では定期的に複数の研究会,ゼミを行っています. 研究会・ゼミは,毎回1人~3人の担当者を決め,その担当者がプロジェクターまたはホワイトボード(黒板)を用いて発表を行います. 参加者は,随時質問することによって,発表内容を理解します. 発表者は,発表内容を熟知することはもちろんのこと,事前に十分な準備をして,いかに参加者を理解させるかに気を配る必要があります.

研究会 (ワークショップ)

担当者の現在の研究状況を1時間程度で報告します.研究の概要を数ページでまとめて,配布します.担当者は,発表日までにある程度の研究成果を出すことが第一ですが,プロジェクター・黒板を用いた説得力のあるプレゼンテーションをすることも重要です.開催頻度:毎週1回

論文紹介ゼミ

担当者が完成度の高い論文を紹介します.プレゼンテーションも重要です.開催頻度:毎月2~3回

本読みゼミ

非線形最適化に関する洋書を読みます. 最適化の基礎を身に付け,洋書に親しむことを目的としています.毎週担当者が2時間講義をします.夏休み,春休み期間中には,テキストの演習問題を解いたり,実際にアルゴリズムを計算機に実装することにより,確かな実力を養成します.開催頻度:毎週1回

4回生ゼミ

研究室に配属された4回生および,他大学や他研究室出身の修士学生を対象に,最適化の基礎理論を勉強します.指導は,M1およびM2の学生によって行われます.開催頻度:毎週1回(前期)

基礎ゼミ

研究室に配属された4回生および,他大学や他研究室出身の修士・博士学生を対象に,論文の書き方,プレゼン資料の作り方,コンピュータ・ソフトウェア関連のコツ(Latex,最適化手法のプログラミング,スクリプト,バージョン管理など)を勉強します.開催頻度:年2~3回(前期)

学生の学会発表

修士・博士の学生には,在学中に研究集会・学会で発表することを奨励しています.研究成果によっては,国際会議で発表することもできます.学会発表のための旅費や参加費は研究室から補助されます.

なお,学生が研究発表する国内の主な学会・研究集会は以下のものです.

1. 日本オペレーションズ・リサーチ学会 (春,秋)
2. システム制御情報学会 (春)      
3. 最適化:モデリングとアルゴリズム (通常3月下旬)      
4. 数理解析研究所の研究集会 (通常7月中旬など)      
5. 統計数理研究所の研究集会 (通常3月下旬)

研究設備

学生には,それぞれに机,椅子,本棚,デスクトップ PC (Linux,Mac OS,Windows) が与えられています.修士課程や学部4回生の学生にはノートパソコンが1台貸与されます. 共同のスペースにはソファー,机,コピー機・プリンター,空気清浄機,電気ケトル,冷蔵庫,電子レンジなどがあります.研究に必要な図書や備品は適宜購入します.

共同研究

最適化は工学の基盤となる技術であり,様々な分野で応用されています.私たちの研究室では,社会貢献のため,民間企業などと共同で研究・開発に取り組んでいます.また,各教員は国内・海外の第一線の研究者との共同研究も活発に行っており,そのような研究者たちがしばしば研究室を訪問します.海外からの訪問者一覧は こちら をご覧ください.